どうも、ハートカンパニー所属クリエイターの大和と申します。
もう11月ですね、時が経つのが早すぎる。
11月なのですが私は今、部屋で半そで短パンでクーラーつけてます。(太)
音ガンガン出すので窓を開けられないのと、機材熱で室温が外よりかなり高いのもありますが、
それ以上に異常な暑がりなのですよ。
冬でも屋内では汗かいてます。
近況を話しますと、lofi hiphopにハマってずっと聴いてます。
いわゆる作業用BGMに最適なチルい雰囲気の音楽なのですが、よく聴くとすごく今風に、かつオシャレに凝って作られてるものが多く勉強にもなります。
YouTubeでlofi hiphop radioというのが四六時中流れてますので聴いてみてください。
私もこれをBGMにして仕事したいですが、音楽を作りながら音楽を聴くことは出来ないんですね~。
ものすごいジレンマですよねこれ。(前のブログにも書いた)
さて、本日のブログでは私が最近導入した、音楽制作用プラグインをご紹介したいと思います。
かれこれ10年近く、色々なプラグインエフェクトや音源を買い漁り続け・・・
そんな中で、少しずつ見つけてきたフェイバリット・プラグインを、
最近割と固定気味で使用していました。
ギターにはこれ、スネアにはこれやっておけば間違いないだろ~!みたいな感じで。
割と仕上がりにも満足しており、色んな曲を作る上でも手持ちのもので大体どうとでも出来るぐらいには色々揃えていたので、ここ数年ぐらいは新しいものをあまり探していなかったんですが。
流石に自分的にマンネリを感じてきたのと、ちょっと見ないうちにどんどん良さげなものが出て来ていて、
意欲が湧いてきたのでまたガンガン試していきたいなと思っている所存であります。
1. Cableguys “ShaperBox 2”
こちらは、主にEDM系向けのプラグインエフェクトです。
Nicky RomeroのKickstartは有名ですがあんな感じで、↑の画像ではサイドチェインコンプ風のボリュームエンベロープを、お手軽&直感的に作れます。
こんな感じのエンベロープをFilterやPanなど色々なやつに使えるやつです!
2. fabfilter “Pro-R”
こちらは有名ですね、fabfilterのリバーブです。
ずっとSonnoxのOxford Reverbを使っていて、そちらも大好きなのですが、Pro-Rはより今風な感じのリバーブですかね。クリア&リッチ、そして幅広い。
お仕事で制作する楽曲は基本的にはエンジニアさんがミックスするので、あんまりリバーブは自分ではかけないんですが、
サウンドの一部としてのリバーブ(=アレンジを構成する上で欠かせない要素になっているやつ)は、自分で作ります。
その点、このPro-Rは操作がわかりやすくて助かります、めちゃクリエイティブにリバーブサウンド作れます。
3. Spectrasonics “Keyscape”
こちらも有名ですね。ピアノと、エレピがたくさん入ってるやつです。
ピアノは他にも色々音源持っていますが、たくさん持ってて損はないかなと思います。
曲によって合うサウンドのものを使ったほうが良いです。
Keyscapeはピアノだけじゃなくむしろエレピがたくさん入ってて、そちらもめちゃくちゃ良い音ですね。
あとこれは買った後に知ったんですが、同SpectrasonicsのOmnisphereでKeyscapeのサンプルを読み込めます。
Omnisphereのサンプルと組み合わせたりしてさらに幅広い音が作れますね。
前から買おう買おうと思ってはいても何となくスルーしちゃってましたが、もっと早く買っとけばよかった・・・と思いました。
Spectrasonicsの音源はどれも間違いない即戦力になります。
4. u-he “Zebra 2” “Zebra HZ”
こちらはシンセサイザーです。
2006年に発売された製品なので、少し古めです。
何でも出来る系のシンセだと思うので、今風な音も作ろうと思えばできそうです。
このu-heというメーカーは、数々の著名な作曲家と共同でプラグインを開発しています。
Hans Zimmerさんという、主に映画音楽を制作する作曲家の方がいらっしゃるのですが、、、
もしご存じなければこの方のWikipediaを見てもらえれば、とんでもない人物であるということが皆さん一発で理解できるかと思います。
「主な作曲作品」の欄、なんや、このやばすぎる並び。
わたし実はあまり映画見ないのですが、それでも知ってる超有名作品ばかりです。
またそんな映画見ない私の数少ない好きな映画の1つに「ダークナイト」というのがあります。
その「ダークナイト」の音楽を手掛けたのがこのHans Zimmerさんで、さらにそこで使用したシンセサイザーは、100%この「Zebra 2」だけ!というのをインタビュー記事で見つけまして、、
これだけでめちゃくちゃ興味湧きました。
しかも「ダークナイト」で使用したプリセット集も発売されていて、マジすか?いいんすか?ってなりましたよね。太っ腹すぎ。もちろんこちらも買いました。
さらに決め手となったのが、私がハマってたゲーム「Apex Legends」の音楽を制作するStephen Bartonさんという方もこのZebraを愛用しており、さらに同氏が手掛けた拡張音源も発表されていました。
Apexプレイヤーの皆さんならわかると思いますが、あの「ピーーンポーーーンパーーンポーーーン」というフレーズ、あの音もこのZebraです。
お二方へのリスペクトもあり、購入しました。すでにいくつかの曲で使用しています。
また、”Zebra HZ”という、Hans Zimmerさん監修の機能拡張バージョンと、見た目をわかりやすくするスキンも買ってみました。
音源も良いんですけど、エフェクト部分が気に入りました。エグイ良い音します。特に気に入ったのはディレイ。
このディレイで米食えますね。
ギターでもシンセでもディレイにはかなりの熱量をつぎ込んでいるのでこれはかなりグッと来ました!
5. A.O.M. “Cyclic Panner“
6. A.O.M. “Stereo Imager D”
こちらは私が愛してやまないジャパンメーカーA.O.M.さん。
同社製品は他のもすべて所有してますが、中でもtranQuilizrとInvisible Limitterはもはや僕にとって、どの場面でも絶対に欠かせないマスターピースとなっています。
そんなA.O.M.のパンナーとイメージャー。
本当のこと言うとこちらも結構前から持っていたのですが、イメージャーはともかくパンナーっていつ使うねんとか言って、全然使ってなかったんです・・・。
しかしある時ふと、このCyclic Pannerを使ってみたところ
いや本当すいませんでした って感じになりました。
メチャクチャ良い、これマジでヤバイ。
曲中オートメーションで定位を動かす時にこれ使ったら一撃でやばいことになります。
もう脳汁垂れ流し状態。
DAWのミキサーでPan振るのと、ここまで差がつくのか・・・と頭を抱えました。
例えばPanを左から右へ振っていきたい時、
DAWのPan振りだと「→スーーッ・・・→」という感じだったのが、Cyclic Pannerだと「→ゥゥゥウウオ~~~~ォォン→!!!」みたいな感じになりますね。
定位といえばアレンジ、ミキシングでも基本中の基本ですが、どの分野でも基本というのは底なしに深い。そう再認識しました。
併せてImagerもよく使うようになりました。この2つの組み合わせでアンサンブル全体の立体感が信じられないぐらい増します。
絶対にオススメです!
7. A.O.M. “Nu Compressor”
はい、こちらでラストです。
またしてもA.O.M.さん。こちらは今年発表の新製品コンプです。
A.O.M.の製品はもう全部買うことにしたわけですが、こちらは発表された瞬間に買いました。
プラグインでも実機でも、コンプというのは、「これ!」と1つに絞って使うものではないと思うんですね。
A曲で使ってうまくハマっても、B曲では全然ハマってなかったりする。
楽器や曲調によって使い分けが必要だと思うんです。
なので、いっぱい持っておくといいと思うんです。
・・・いやそれめちゃくちゃ金かかるやろ!!
そんな時はこのNu Compressor
単体のプラグインエフェクトとしては、少し値段が高めですが・・・
UI右側にたくさんボタンがありまして、これらはすべてコンプの動作の種類。その数52。
これ1つで52種類の音が出るんです。
すでに何曲かで使用しましたが、すげえ、ボタン切り替えると別のコンプになる。。。
これ1個買うと、52個コンプ買ったことになる・・・という意味不明なことになるのです。
なんとなく一貫した音質的特徴はあるように聞こえるけども、動作はまじで別物。
まだ購入から日が浅く、使い方もちょっと難しくてまだ使いこなせてないのですが、でも買ってよかったとすでに思える。
これからどんどん試していきたいですね。
はい~今回すごく長くなってしまいましたが、少々コアな内容のブログが書けて満足です。
今月末はブラックフライデーがありますので、そこでまた色々買っちゃおうかなと画策中です。
それでは、本日はこのへんで。