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撮影現場の「立ち会い」という仕事はそこに居るだけなのか

投稿者:斎藤滋
投稿日時:2022年3月17日

5分ブログです。

 

昨日、撮影がありました。石川由依さんのUTA-KATA Vol.2の撮影です。

そうなのです。UTA-KATA Vol.2の準備は少しずつでも確実に進んでいます。詳細はまたいずれ。お楽しみにお待ちくださいね。

 
 

さて撮影。

撮影というとたいていスチール撮影のことを言います。PVなどの動画の撮影の時はPV撮影、MV撮影と言うことが多いです。スチール撮影は静止画の撮影のことですね。

 
 

撮影現場にて。コーディネートを担当する方、デザイナーさん、メイクさん、スタイリストさん、カメラマンさん。主催(制作会社だったりメーカーさんだったり)のスタッフさん。だいたいこのメンツで実施します。

 

それぞれに役割があります。昨日の場合、ハートカンパニーは「主催」という立ち位置。さてこの主催は現場で何をするのでしょうか。いわゆる「立ち会い」です。本当にそこにたたずんでいるだけ、ではなく、色々な判断やサポートをします。

 

どういう写真にして欲しいのかのゴールを設定する役割です。事前の打ち合わせで方針は全て決まっているので現場はそれにのっとって進めて行くわけです。だから現場で1から議論するということはしません。準備が8割、みたいな話です。そうすると主催は現場で何するのか。

 

現場で色々な選択肢が生まれます。右向きの写真が良いと思っていたけど、実際には左向きの写真の方が良かった。予定してたのと少し違う雰囲気になるが、それで良いのかどうか。右向きで撮影してみたら「うーん、なんかしっくりこない」と。左向きで撮影してみたら「凄いイイ!これだね!」となると。

 

その場に居れば現場の空気感を感じられるので左向きが良いことを綺麗に理解出来る。これが現場に居ないと「右向きの予定だったのになぜ左向きなのか」という疑問が生まれる。現場の「イイね!」感覚を理解するのに少し時間がかかるし、もしかしたら100%同じ感覚になれないまま終わるかもしれない。撮った写真をデザインに落とし込んで行く作業をする上で撮影現場の納得度合いと同じ納得度合いになっておいた方が良い。立ち会いの重要さはそこにあります。

 
 

現場で迷いが生じた時に「それで進めて大丈夫ですよ!」と一言お伝えするだけで現場に自信が生まれます。クリエイトする方々に生じる「現場の僕らは予定と違う構図の方が良いと思ったけど、主催の方はOKというだろうか」という不安を解消して差し上げて、自信持ってクリエイトしてもらえるように一言かける。たかが一言、されど一言です。

 
 

主催は割と現場では手持ち無沙汰です。でもその一言や、ワンアクションのために終日現場に張り付いたりするのです。

 

そういうわけで昨日は、楽しくも静かに熱く撮影は進みました。「イイね!」の感覚も全員で共有できました。

UTA-KATA Vol.2の撮影は現場の全員が非常に満足。仕上がりが楽しみです。

 

 

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