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企画が上手く行くまでの時間の過ごし方

投稿者:斎藤滋
投稿日時:2022年8月24日

5分ブログです。

 

PayPayついに収益化へ。というニュースが流れました。ああ、なるほど、今ままで収益化してなかったということなのか。改めて思うわけです。まだ収益化してないという言葉はチラホラ情報として入ってきたのだけど、改めて「収益化に乗り出す」というニュースを見ると実感する。

 
 

種まき期間と回収期間ということなんだろう。これは色々な事業で言えることですよね。最初は無料で途中から課金という形。凄い便利だなぁと無料で使ってるけど、さらに便利に使いたい場合は有料になります、という形。noteの有料記事でも「ここから先は有料」というラインがある。

 
 

思うのは、主催者や責任者の心境なのであります。収益化するまでの時間は赤字ということ。その期間をどう過ごしたんだろうということ。不安もあるだろうし、周囲からのバッシングもあるかもしれない。「いつまで赤字を垂れ流しているんだ」という指摘を日々受けていたのかもしれない。

 
 

責任者は孤独なのだと思う。大なり小なりビジネスであればチームでやっているハズだけれど、たぶん責任者は孤独なはずなのだ。進むべきか戻るべきか、という選択肢が毎日、毎時間、毎分訪れているはずで、それはとてもしんどいことだと思う。山登りなどでも「引き返す勇気」や「辞める勇気」が重要だと言われる。

 

でも、あとちょっと頑張ったら収益化になるのではないかという気持ちも有る。費やした時間と気持ちが多いほど、辞めるのは勇気がいる。今までやってきたことが無駄になるんじゃないか、というのが一番怖い。その魔力にあらがえないことは多い。

 
 

進むか戻るか。いつでも正解なんてないんだけども、判断材料は「自信」があるかどうかしかないかもしれない。今では巨大IPとなったコンテンツも最初の数年は赤字垂れ流し時代があったりもする。赤字時代にに各部署からのいつまでやってるんだろうとか、我々が作った利益を溶かして欲しくないなぁみたいな目で見られたりもする時間を耐え忍ぶ。「きっとこれは上手く行く」という「自信」だけを頼りに進み続けて、数年後常時利益を生み出すIPに成長させた事例もあったりする。

 
 

「自信」ってのはその本人にしか分からないところがある。「自信」の根拠をきちんと言語化して周囲にプレゼンしていくことで応援を増やすのが事業なんだけども、言語化しきれないことも多いし、言語化したとしても理解が得られないことも多い。理解が得られない時は苦しいが、「自信」が揺るがないなら進んだ方が良いと思っている。揺らぐなら撤退も考えた方が良いかもしれない。

 
 

収益化という目標の裏にもう1つの「益」がある。人の繋がり。1つめのプロジェクトが失敗してもそこで築き上げた人脈や信頼を活かして2つめのプロジェクトに挑んで大成功することもある。収益化に失敗したけれど、そこで得られたものもあるのでは?という目線で「益」を探しておいた方が良い。行動したら「損」も「益」も生まれている。数字は明瞭なので分かりやすいけれど、「繋がり」は数値化できないので分かりにくい。そして数字よりも「繋がり」の方が作るのが難しかったりするんだけど、数値の方だけに目が行きがち。そして落ち込んだりしがち。

 
 

いや実際落ち込みます。数字が悪いと落ち込まざるを得ない。成績表みたいなものだから。通信簿で点数が低いけど、人柄の評価欄に「○○さんはたくさんの友達から信頼を集めている」と書かれたりもする。実はそっちの方が人生では大事なんだけど、どうしても点数で一喜一憂しがち。数字は正直だし、可視化出来るから。

 
 
 

PayPay収益化へ、というニュースを見て僕はこういうことまで考えたりする。考えすぎだよなぁと思うけども、考えてしまう。僕はPayPay応援派でも否定派でもないけれど、孤独に耐えてきたであろう責任者の方のがんばりは報われて欲しいなぁと思う。

 
 

(追伸)

なんだか書いてみたら思った以上に真面目なムードになってしまったブログのあとに突然陽気なアナウンスでございます。

 

音楽熱想フェスの9月2日(金)トークライブ。こちらへの質問を募集しています!

当日のトークネタを募集ってことです。

 

音楽熱想フェス公式サイトのトークライブの広告にもリンクが貼ってあります。詳細はそちらをご覧ください。

 

直リンクはこちら。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfDG0M7cEr4yMEIzwn7t6rApFJjNRVaORiB8kYNTuV9mYhnUg/viewform

 
 

トークライブは音楽熱想フェスの中で実は目玉コンテンツかもなぁと思っています。だって音声番組「音楽熱想」のフェスです。「音楽熱想」はトーク番組ですから、トークをメインにした9月2日のトークライブこそ実は音楽熱想フェスの主軸かもしれない。

 

馬場さん、YuReeNaさんといった「音楽熱想」パーソナリティが日々配信し続けて磨いてきたトーク技術を余すこと無く披露する場なのだ。僕も長年やってきた司会のノウハウをフルに発揮してやろうと思っております。思えば社会人1年目からイベント司会という業務はあって、そう考えるとイベント司会歴は24年ということになります。24年分のノウハウを9月2日に発揮したいと思っております。

 

2022年9月2日は金曜日。平日に河口湖でイベントってのはそこそこハードルがあるわけですが、なんとかかんとか調整が出来そうな方がいらっしゃいましたらぜひお越しください。たぶん凄い楽しいと思います。

 
 

ちとせあーくさんがnoteで書いてくれていましたが、音楽熱想フェスって大人の文化祭なんですね。文化祭って開催するまでの準備期間が楽しいじゃないですか。「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」よろしく、文化祭の前日。7月も公演はありましたが、9月の公演という視点でいうと、9月2日はまさに前日。本番が来たら文化祭は終わる。本番直前のワクワク感が最大限になっているのがこの9月2日の「前日」なのです。

 

文化祭前日にみんなで集まってひたすらワクワク高揚感のオーラを身につけた状態で喋り倒す。この高揚感はこの瞬間しか無くて、そして現場でしかきっと味わえない「いよいよ明日だね」感があります。録音して後日「音楽熱想」で一部をお届けする予定ですが、「その時その瞬間」ってのはその時しか味わえません。特に「文化祭の前日」ってのはもう最たるもので。

 
 

ということで、長々となりまして、5分どころじゃない時間書いておりますが、9月2日のトークライブ用のネタを募集しております。いらっしゃれない方もネタの投稿をしてくださると嬉しく思います。

 

よろしくお願いします。

 
 

(追伸2)

9月の音楽熱想各公演のチケットはまだまだ発売中です!今から調整付けられる方、ぜひぜひ河口湖円形ホールまで起こしください。大人の本気の文化祭です。楽しいですよ。

 

 


 

■コメントは承認制となっています。
■業務のお問い合わせ等々にはお答えできません。(各案件の窓口にお問い合わせください。)

 

“企画が上手く行くまでの時間の過ごし方” への1件のコメント

  1. お山の小人 より:

    斎藤さん、おはようございます。
    PayPay収益化のニュース、しっかり追えていなかったので調べました。
    導入加盟店からの手数料もはじめは無料、数年後から発生するなどの噂は当初から聞いたことがあり、加盟店営業の派遣求人が乱立していたのも知っていました。そこに加え利用者からも手数料を取れるようにする仕組みづくりができあがったのが今回の経緯のようですね。
    直近では、楽天モバイルが基本料金無料を撤廃しました。私も0円ユーザーだったので解約しましたが、楽天経済圏にはいるので楽天側からすると痛くも痒くもないんだろうなと思いました。
    目に見えてしまう数字。目の前の数字が正解なのか、将来のための指標なのか、努力の結果なのか。たかが数字。されど数字。上がり下がりにばかり目を向けると頭を悩ませますが、時間という数字は進むのみなので、なるべくなら一緒に前を向いて進みたいですね~!

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