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斎藤滋の履歴書 Vol.4

投稿者:斎藤滋の履歴書
投稿日時:2022年11月26日

Vol.3は中学校に入るまででした。

 

中学校に入ってしばらくしてから腹痛に悩むようになりました。みぞおちの下辺りが痛いという現象です。町医者の診断結果は風邪からくる腹痛だろうという結果ばかり。それにしても続くし痛みが酷い。痛くなる時とそうで無い時とを繰り返すこと数ヶ月。違う病院に行って診断してもらうと、風邪からくる腹痛ではないだろうと。そして大学病院に紹介状を書いてもらい、大学病院にて内視鏡検査をしてみました。つまり胃カメラです。そこで発覚したのは「十二指腸潰瘍」でした。しかもかなり巨大な潰瘍。十二指腸が破れる寸前だったそうです。

 

内視鏡検査をした先生が驚くほどの大きさだったそうで、即入院となりました。幸いにして切開せずに薬で治すことが出来るとのこと。そこから一ヶ月ほど入院。十二指腸潰瘍の治療方法としては、食事を絶ち、内臓への負担を減らすことから始まります。栄養は点滴で。腕に刺す点滴ではなく、鎖骨辺りの太い血管に直接管を通すタイプの点滴です。24時間点滴し続けます。食事を取らないので当然痩せます。そうやって食事は取らず薬だけを接種する。記憶が定かではないですが、1〜2週間ほどのその治療を続けます。

 

その後は離乳食のような柔らかいものを少量ずつ。点滴の種類も太い血管から直接24時間スタイルから腕に時々刺すスタイルに変更。そうして1ヶ月後に退院となりました。

 

一ヶ月の入院は暇です。当時はスマホやネットはありませんので、TVを観る、本を読むしか選択肢がありません。知恵の輪などもやりました。その中で救いだったのは発売したばかりのゲームボーイです。12〜13歳が持て余す1ヶ月に楽しい時間を提供してくれました。

 
 

十二指腸潰瘍になった原因は、ストレスから来るものということだったようです。でも当時は何がストレスになっていたか分からないのです。12〜13歳くらいだと人生の経験値が少ないのでどれがストレスでどれがストレスではないかという判断が出来ません。だから医者から「ストレスが原因」と言われてもピンと来なかったのを覚えています。ストレスに対して無自覚ゆえに、ストレスを回避することもしませんし、ストレスを解消するということもしてなかったんだと思います。

 
 

退院した後も年に何回かその大学病院に通い、診断と薬をもらい続けます。内視鏡検査も年に2回やっていました。当時の内視鏡ってのは今のように発達しておらず、苦しさが凄いものでしたが、年に2回もやっているとコツが分かるようになります。慣れますね。

 

退院後も消化器系の痛みは時々あり、長く付き合うことになりました。なんだかんだで完治したのはたぶん大学卒業のころだったように思います。

 
 

今回は病気の話に終始しましたが、次回は中学高校時代の趣味の話を書こうかと思います。ゲーム、音楽、部活などなど。ファミコンからスーパーファミコンへ。最初に好きになった歌手はアリスでそこからオフコース、チューリップ。バンドブームで湧き上がる世間をよそに昔の音楽をむさぼる日々。部活は格闘技。etc…そのあたりの話になるとようやく今の仕事に少し繋がってきます。

 

 

 

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“斎藤滋の履歴書 Vol.4” への1件のコメント

  1. (あ ̄∀ ̄子) より:

    病院によってここまで診断に差があるのはなんででしょうね。
    なんでかわからないけど、こういう時とても悔しい気持ちになります。
    一発で自分にとっての名医を引き当てなかったことに悔しいのか、プロに対して確実性を求め過ぎなのか、自分が悪いのか、医者が悪いのか…。
    なんでも完璧はありえないのだけど、取り返しがつかない可能性のものには厳しく当たってしまうところが自分にはあるのかな。

    ま、何より斎藤さんが無事で良かったです。
    そういった無自覚のストレスにあるところで出会ったゲームボーイが無自覚に(あ、自覚はあったのか)純粋な楽しさに癒されて、今があるのかもしれないですね(´∀`∩

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