文房具店のレジ横にあるショーケース。その中にある物は私にとって憧れの対象でした。
中学1年生だった私は、祖母からのお小遣いを貯めて、近所の文房具屋でガラスのショーケースに入っていた、ボールペンと筆箱を買いました。
小学校7年生な歳からしたら、かっこいいなの憧れの的でした。
そして、それらが一生付き合う物になるとはその時は想像もせず。
今回のテーマは初期投資です。
要は、最初からいい物を使っていると、しっかり使って長く付き合う物に、巡り会う確率が高くなります。それに壊れにくい為、買い替える手間などの時間とお金のロスが減ります。
このロスが減ったというのが、今回伝えたいポイント。
壊れて筆箱が無いと困るストレス
新しい筆箱を探す時間と手間
もし安い物を買って何度も買い替えていると、結局トータルでかけた金額が変わらない
となると、コスパが良いのは最初にいい物を買った方ってなわけで。
そんな物の一つがこの筆箱です。

皮製品なので、傷もありますが、これでいいんです。というかこれがいいんです。
自分はせっかちな性格な為、物を無くしたり、壊したりすることがよくあります。
そんな私に耐え忍んでくれている数少ない相棒です。
きっとこの先10年くらいはまだ一緒にいる気がします。
そしてこの感覚は音楽でも同じだと最近身に染みて感じています。
最初DTMのセットを揃えた時、パソコンと機材全部合わせて30万以上かかったと思います。
物を選ぶ時、父から「道具は無理してでも、最初からいい物を揃えなさい」と初期投資はしっかりするべきと言われ、ちょっと無理をしながら揃えていきました。
そして、その機材は今もそのまま使い続けています。
そうです、最初に手にしているパソコンとDAWソフトとインターフェースで、丁としての活動を続けているのです。
いつかアップグレードもしたいなと思いつつ、最初の慣れ親しんだ機材達から離れる恐怖と、鬼ごっこしてます。
いつか寿命が来るかもしれないけれど、この機材でやってきた事は、世代交代しても大概は通用すると思います。
そして楽器も初期投資がとても大事です。
特に、良い楽器というのは演奏者を育ててくれます。
「あたしはこのくらいの技術で弾いてくれないといい音出しませんよ〜」
と楽器に言われているような気がする時があります。
そして、自分のレベルが追いつかない階級の楽器になると、もはや楽器が持っている実力の音を出してくれず
「あなたには私のレベルは使いこなせないわよ〜」なんて、あしらわれているように感じる事があります。
その時は素直に、まだ私には扱えないレベルなのかと現実を見る時でもあり。。。
まあそんな感じで、楽器というのも、自分のレベルの少し上の階級の子を使っていると、演奏レベルが上がっていく物です。
まとめると、
時間と手間をかけずにレベルアップするには初期投資でいい物に巡り会うことが大切。
なんて最近思っていました。
おしまい!
丁