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受付とサインがやってきた〜ヒントは沖縄

投稿者:斎藤滋
投稿日時:2023年1月21日

5分ブログです。

 

事務所移転記は続きます。

 

昨日、受付(兼 下駄箱)とサイン(ロゴの看板)がやってきました。新しい事務所は入口で靴を脱ぐスタイルにしました。そのための下駄箱の役割と受付を兼ねた目隠しです。

 

サインが設置されると会社っぽくなります。おお、会社だなぁという感じです。嬉しい。普通の会社ではあるのが当たり前であることが多いわけなので、何をそんなに喜んでいるのだと思うかもしれませんが、無かったものが手に入る喜びは格別です。それが些細なものでも。

 
 

さて今回の受付。ヒントは沖縄旅行に行った時に得た知識です。沖縄の伝統的な古民家には「ヒンプン」というものがあります。漢字もありますがここでは割愛。

 

赤い屋根瓦、シーサー、石が積み上げられた塀。そんな風景があります。今では沖縄本島ではあまり見られなくなったそうです。離島の竹富島にはまだたくさん残ってますね。以前沖縄旅行に行った時にそういう典型的な家に宿泊したことがあります。

 
 

実に良い作りだなぁと思ったのです。風の抜け方、軒下の使い方などなど。沖縄の気候にあった作りなわけです。

 

その中でとりわけ印象に残ったものの1つが「ヒンプン」でした。平屋で風通しも良いけど、外から丸見えになるのです。そのための目隠しと風が吹き込み過ぎないためのモノ。それがヒンプン。さらには魔除けの意味もあるそうです。魔物が門から入ってくるのを防ぐと。

 

屋敷の内と外の仕切りの役割なのです。これが実に良かったのです。面白いなぁと。

 

屋敷の敷地と道路の間にポツンと設置されているだけなんです。それだけで「ここからは内側」ということが心理的に明確になります。

 
 

新事務所のレイアウトや構造的に壁に穴をあけたり地面に杭を打ち込んだりはできなかったので、受付の設置方法を悩んでいた時にこのヒンプンのことを思い出したというわけです。

 

昨日設置して、ヒンプンの発想は大正解だったなぁと思った次第です。日々の何気ない気づきが役に立つことってあるよなぁと思った次第でした。

 

事務所の受付と、実際の沖縄の古民家のヒンプンと。2つの写真を添付しましたのでぜひご覧ください。

 

 

 

 

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