5分ブログです。
自分が得た知識やノウハウを残したい欲。これは承認欲求の一種かもしれないし、社会貢献欲の一種かもしれない。
自分が生きた証を残したい、みたいな話ってあります。歴史上の偉人達、特に戦乱の時代の英雄なんかは、よく言っていたんじゃないかなと思います。
この「残したい欲」というのは突き詰めれば人間の生存本能なのかもしれない。人類という種を後の世に残すために、自分が得た知識やノウハウを共有し、役立ててもらう。その繰り返しによって人類が少しでも長く残るようにする。
そういう本能的なものなのではないか。
と、最近思うようになりました。
この残したい欲はここ数ヶ月にいきなり現れたわけではなく、ここ数年くらいの衝動です。たぶんですが、年齢が上がってきて、そして周囲の諸先輩たちを見送ることが増えたからかもしれません。残り時間を意識するようになったわけです。
そうすると、あれやりたい、これやりたい、というまだやっていないことをやるんだという気持ちが出てきます。
残り時間を意識することによって発生する欲ってのは、それ以前の欲とはちょっと質が違うみたいです。
物欲はそんなに発生しない。
なぜかなと考えました。自分が亡くなった時にその価値は消失するからです。正確には、世のみんなが共通で欲しいものだったら、価値は継続するわけですが、自分にとっての価値は自分が生きているうちしか存在しないわけです。
でも知識やノウハウというものの価値は、すぐには消失しない。だから残り時間を意識した上で生まれる欲は物欲よりも残したい欲なのだと思うのです。
何かを残したい欲というのはある。
残り時間を意識する年齢になると、後の世まで価値が継続するものを残したいと思うようになる。
なので物欲よりも教えたい欲が高まる。
という感じでしょうか。
(追伸)
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