5分ブログです。
音楽の仕事をしています。僕は創作する立場ではなく、創作をする方々のために環境を作る仕事をしています。
たくさんの音楽を作ってきました。いや、たくさんの音楽が生まれる環境を作ってきました、というのが正しい表現ですね。
良い曲ってなんだろうといつも思いながらやってます。良いメロディ、良い歌詞、良いサウンド、良い演奏、良いMix。色々な要素があります。
仕事でやっているので、価値を生み出す必要があります。価値が生まれれば、そこに売上と利益も付いてきます。つまり売れる音楽、そうじゃない音楽。
はやり・すたり、というのもあります。
新しい音楽、古い音楽。そういうのもあります。
僕は今年で48歳になります。30代のころに制作していた時に目指していた価値と、今目指すべき価値の違いを考えたりします。人生のステージが変化しているし、社会的な立場も変化してきました。今の自分が創出できる価値があるはずだなぁと考えています。
音楽を聞くことで良い気持ちになる。
今の自分が目指したい価値はこれかなぁと思っています。
優しい気持ちになったり、暖かい気持ちになったり。そういう気持ちになるような音楽。
その年齢、その年齢で作れるものがあるなぁと思います。
人生を約50年生きると、色々な経験をします。
経験をしたからこそ理解できる心情というのもあります。
若い時には感じなかった気持ち。今だから分かる気持ち。そういうのってあるんだなぁと思います。
先日、とあるデモ音源を聞いて大変感銘を受けました。歌モノです。
歌唱力の奥深さ。メロディの素朴さ。シンプルな歌詞だけど響く言葉。
音楽を仕事にしていると、慣れ過ぎるようになります。たくさん聞くから当然ですね。良く言えば目(耳)が肥えるわけです。同時に、驚きや感動をしにくくなるという寂しい現象も同居しています。
それでも、心が大きく動く音楽に出会うことがあります。
それは凄く素敵な瞬間なんですね。
ちょっと話がそれたかもしれません。
良い音楽ってなんだろうなぁといつも考えてて、ぼんやりと自分なりに分かってきたこと。
宿るドラマが豊かなものが良い音楽なのかなぁと思います。
作った人の人生だったり、その音楽が生まれるに至った経緯だったり。時代とのリンク感だったり。そういう色々な「ドラマ」がたくさん詰まっている音楽って人の心を動かすかなと思っています。
劇伴やBGMだったらそれが使われた物語。
歌モノだったら歌詞の内容。歌手が歩んできた人生。
年齢を重ねてきた人が作ったり歌ったりする音楽に深みがあるのは、ドラマが豊かだからなんだろうなぁと思います。
4月21日(金)20時から「音楽熱想」という音声番組の生放送をします。stand.fmというアプリを使って実施します。
そこで2つの発表があるんですが、どういう紹介の仕方をするのが良いのかなとずっと考えています。
その2つの発表は、どちらもドラマが豊かです。
その「ドラマ」を丁寧にお伝えするのが良いかなと思います。どうしてそこに至ったのか、どうしてハートカンパニーがそれを手がけるのか。
喋りのプロでもないですから、少々たどたどしいとは思うのですが、自分なりに丁寧にドラマをお伝えしてみようと思いました。
■メディア:アプリ「stand.fm」
■番組名/チャンネル名:音楽熱想
■日時:2023年4月21日(金)20時
どうぞよろしくお願いします。
斎藤 滋 プロフィール
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