最近、少し力を抜けるようになってきた気がします。
アフレコだったり、ナレーションだったり、朗読だったり…
どうしても間違えないように、噛まないようにと色々考えてしまって、気づくと力を入れてしまっていました。
どこかに力を入れていないと失敗してしまいそうで…そしてそれが当たり前になると、やめようと思っても怖くてやめられなくなるんです。
でも台本を持っていない方ばかり力を入れていると、体への負担も偏ってくるし(実際整体などで右側ばかり凝っていると言われてしまいます)、ずっと良くないなぁと。
声優の仕事が増えてから約10年ほどになりますが、それでも力を抜くことができず、ずっと課題の1つでした。
でも。最近ちょっとだけ、力を抜くことができるようになってきた気がします。
意識して抜くようにしているのもありますが、「噛むかも」みたいな恐怖が、少ーしだけ減ったような。
何故なのかはっきりとした理由はなく、ある時から急に「あれ、大丈夫かも…」と思い始めたわけですが、
もしかしら、『UTA-KATA』などの経験が、自信に繋がっているのかなぁと…
実は私、すっごく正直なことを言うと、朗読が苦手なんです。
『UTA-KATA』をやっておきながら何言ってんだって感じだと思いますが、昔から国語の授業の朗読など、緊張して噛みまくりで。
未だに長い文章を朗読する時は、噛むのではないか、集中力が切れるのではないかと、毎回ドキドキします。(そして未だに本当に良く噛みます。笑)
でも、1人でVol.1をやったという自信。
その時のファンの皆さんの温かさ。
それを経験して、ちょっとだけ苦手意識が減ったように思うんです。
そんなこともあり、Vol.2の本番を間近に控えた今、緊張しているような、していないような、なんとも不思議な気持ちでいます。
でもきっと、目の前には、温かく迎え入れてくださる皆さんの顔があるーーー
それがわかっているので、怖さはあまりありません。
前回同様、今回も「皆さんの顔が見たい」と思い、それが叶う会場を探していただきました。
そのため、少し行きにくい場所だったりするかもしれません。
でも、なかなかお会いできる機会がないからこそ、会える時に、皆さんを近くで感じたいんです。そして私を近くに感じていただきたいんです。
こんなご時世ですし、色々な事情があって行けない方もいるかもしれません。
でももし、まだ迷っている方がいらっしゃいましたら、是非!観に来てください!
絶対に来て良かったと思ってもらえる公演にします!してみせます!
『UTA-KATA Vol.2 〜歌売りの少女〜』
いよいよ明日、開幕です。
どうぞ、楽しみにしていてください。
皆さまのお顔を会場で拝見できることを、心から楽しみにしております!