星です。
つい先日、エヴァの新作を見てきました。
まさに神話が終わるその瞬間を見届けることができました。
見た直後はもう完膚無きまでやられて「なにかすごいものをみた」と漠然な感情に飲み込まれていましたが、数日経って落ち着いてきました。”イマジナリーとは何か,リアリティーとは何か” ふたつを行き交いながら、生きていくことへの本質を魅せた素晴らしい作品でした。
アニメーションというのは、原画から動画、そしてCGや背景などの作画工程を経てアニメーターさんから声優さん、その他のスタッフへバトンを繋ぎ合いながら1コマずつ感情を生み出していきます。
既に存在しうる世界から解釈していく行為が「実写」だとするなら、アニメーションは「余白」を解釈しあって、物語を作っていく行為だと思います。何も入れられていない箱に、それぞれが命を吹き込んでいくというイメージのように感じています。(実写は、箱の中身を取り出していくイメージです)
僕がアニメーションの世界で曲を作る理由は、この何もない「余白」を互いに感じ合いながら、愛を繋げていく営みを愛しているからです。
星でした。
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アニメソングを作るということ
投稿者:星銀乃丈投稿日時:2021年3月14日