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凸凹道は記憶に残る

投稿者:斎藤滋
投稿日時:2022年3月13日

5分ブログです。

 

昨日、とある曲が完パケました。

 

「完パケ」というのは、たぶん業界用語だと思います。昔から使っているので慣れてしまいましたが、何の略なのかは良くわかってないです。たぶん完全パッケージということなのかしら。

 
 

さて、とある曲が完パケました。詳細は書きませんが、長い道のりを経て完成しました。色々なことがあり、乗り越える壁もたくさんありました。たくさんの音楽制作に携わってきましたが、今回の道のりはかなり凸凹しながらのゴールインでした。

 
 

平坦な道を進んで完成した曲、凸凹道を進んで完成した曲。記憶の強度が違ってきますね。後者の方が圧倒的「想い出」「記憶」に残りやすいと思います。記憶のフックがたくさん生まれるからです。インプットの量がたくさんあるとも言えるかもしれません。凸凹道を進むにはたくさんの話合いが必要ですし、仲間と協力して進む必要があります。そうするとインプットの量が増えます。会話の量、会議の数、メールの数、かかった時間などなど。

 
 

平坦な道と凸凹道。どちらが良い悪いということではなく。インプットの量の違いがあるね、というお話です。

 

先生が学生のことを覚えている率みたいな話がありますよね。悪ガキほど良く覚えている、というやつです。あれは先生にとっての「インプットの量」が他の生徒よりも多いということだと思います。

 
 

芸術やエンタメは完成品のクオリティの勝負であることは間違いないですが、完成品のクオリティに差異が出ない場合は、記憶に残る残らないが勝負を決めるように思います。とすると作り手はお客様の「記憶」に残るために知恵を絞る必要がありますね。汗を書いて凸凹道を歩いて記憶に残るように設計するのは大事なことだなと思っています。

 

昨日、とある曲を完パケて、そんなことを思ったのでした。

 

 

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