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雲隠れ東京タワー

投稿者:斎藤滋
投稿日時:2022年3月27日

5分ブログです。

 

東京タワーが雲隠れ。

 

昨日の夜スタジオからの帰り道で撮影しました。そのスタジオの近くに東京タワーがあります。帰り道のとある道が絶好の撮影スポットなのです。音楽業界人の皆様のSNSでは時折見かける構図なのです。

 

昨日もまたその場所から撮影。珍しい写真が撮れました。東京タワーのてっぺんが雲で隠れています。まるでずっと天空まで続いているかのような錯覚が。RPGだったらラスボスが居る塔というところでしょうか。ゼルダのブレスオブワイルドだったら各地の塔(シーカータワー)のような。

 

そんな昨日でした。

 
 

昨日からアニメジャパンが開催されています。3年ぶりの有観客ということでアニメ業界人の皆様はビッグサイトに集結しております。

 
 

さておき自分はどうしていたか。アニメジャパンにはお伺いせず、都内某所で音響作業に立ち会っておりました。アニメーションの音の部分における最終工程です。映像に対して台詞、効果音、音楽を合体させる作業です。それをやっておりました。毎回この音響作業は緊張感と興奮があります。映像がまだ最終形態ではないにしても、ほぼ完成Verを世界で最初に見るわけです。

 

音楽の責任者として立ち会うので色々な目線があります。音の付け方が正しいか、音像はイメージ通りになっているかなどなど。音楽の作家と一緒に立ち会うことがほとんどです。作家のクリエイティブがその作家のイメージ通りになっているか?という目線です。

 
 

僕はもう1つの目線を忘れないように心がけています。一観客としての気持ちで観ることです。初見でどういう気持ちになったか。どこに感動して、どこに興味を持ったのか。どこで心が動いたのか。時には逆に改善点をどこに感じたか、今後の課題は、などの気持ちで観ます。

 

作った後のプロモーションにも関与しますから、お客様目線で感じたことを記憶しておくのがとても重要だと思っています。長く仕事をしていると良く無い意味で業界目線、玄人目線になってしまいます。無自覚のうちに上から目線でモノを考えてしまうことがあります。そうならないためのコツの1つが、初見の時にお客様目線で観るようにするというのが僕なりの心がけ。

 
 

もう1つ昨日の出来事。

 

珍しいお仕事がありました。試食会です。とある目的で作られた料理について食べて感想をお伝えするというお仕事。数名の試食会メンバーと共に一品一品食べる。料理を作った方々に感想や意見をお伝えする。古い番組で恐縮ですが「料理の鉄人」のような空気感でした。(料理の鉄人についてご存じで無い方はぜひ検索してみてください。)

 
 

音響作業、試食会、そして最後はスタジオでとあるサウンドトラック用のMix確認の立ち会い。帰り道に見上げると雲隠れ東京タワー。

 

そういえばゼルダの伝説ブレスオブワイルドは空飛ぶ神獣の体内でセーブしたままでした。続編が出るまでにはクリアせねばと思いながら月日は流れております。東京タワーをよじ登るリンクを想像したり。

 

 

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