5分ブログです。
本日開催予定だった「石川由依 UTA-KATA Vol.2〜歌売りの少女〜」の大阪（南港サンセットホール）公演は中止となりました。AM8時30分に公式にて発表。
詳細はそちらをご覧いただければと思います。
このブログでは昨日から今日にかけての台風メモを書いておきたいと思います。
大阪入りについて。ここで記録するのは、UTA-KATAスタッフ全メンバーの行動記録ではなく、斎藤滋個人の行動記録です。今後の参考にするために、自分メモとして残しておくために書いておく、という趣旨のブログです。
昨日2022年9月23日（金祝）。夕方に都内で現場があり、それが終わり次第東京駅から大阪に入る予定でした。最終の新幹線チケットでしたが、18時台の便に振替。そこまでは順調でした。しかし新幹線改札口に到着すると直前の数便が「10分〜15分遅れ」という表示が。そして自分の便は「未定」という表示。
10〜15分程度の遅れならばまぁさしたる影響は無いから良かろうと思い、新幹線の改札を通り、ホームへ。ホームの待合室で待機。そこからが長かった。10分、20分、30分。。自分たちの1つ前の新幹線がホームで待機したまま。そして1時間、2時間と過ぎていくのでした。20時30分を過ぎてもまだ全く動く気配無し。
21時になっても動かない場合は明日の（9月24日）の早朝移動に切り替えようと判断。新幹線チケットを翌日の便に変更しておきたいものの、窓口は長蛇長蛇の列。検索してみると、2時間以上新幹線が遅れた場合、翌日以降〜1年間は払い戻しが可能とある。であれば長蛇長蛇の列に今並んで体力を消耗する必要はなさそうだと判断し、帰宅。都内の別駅にて9月24日AM便にチケットを振り返ることができた。
各キャスト、スタッフとも連絡を取り合い、各自の状況を確認し、翌日に備えることにした。
9月24日（土）AM5時過ぎ。スタッフから電話が入る。「9月24日の昼12時までは東海道新幹線は動かない」という発表が出ていると。12時以降は天候の状況に鑑みつつ、随時便を動かしてく予定とある。
12時から100％完全復旧ではない。12時から天候などの様子を見ながら少しずつ復旧させていく予定、ということだ。曖昧な予定に寄りかかるのはスケジュールが立てられない。
飛行機移動の検証もしてみるも、時間面など、色々な面でかなり非現実的な計画になってしまう。大阪は晴れていても東京から必要な人員が大阪にたどり着けなければ公演はできない。
AM5時30分ころからコアスタッフでリモート会議。本番開始時間にキャストとスタッフが会場に入れれば公演が出来るというわけではない。音響チェック、各種準備などの時間が確保できなければ公演は出来ない。あらゆるシチュエーションを想定して考え得る限りのシミュレーションをしてみる。
どのパターンでも100％は出せないのだった。「うまくいけば出来るかも」「天気が回復すれば」「新幹線が理想的に動いてくれれば」という楽天的な可能性にかけるしかない、という結果にしかならなかった。
プライベートの旅行ならそれでも良いけれど、これはお客様に来ていただく公演であり、アーティストの尊厳を左右するものでもあるから、「もしも色々なことがうまくいけば」という「if」だらけの状態では進めることはできない。
AM5時30分から打ち合わせ、各セクションと連絡を取り合う、天候を常に調べる、大雨の地域の情報を収集する、、などなどあらゆる手段を尽くして調べ上げ、そして判断となったのでした。
結果、大阪公演は中止という判断になった次第です。
現地関係者から聞くと、大阪は快晴という状況。
台風で公演を中止、延期にせざるを得ない経験は過去何度もあったけれど、何度体験しても嬉しくはないものです。
