5分ブログです。
コテンラジオを聞いています。最近聞き始めました。聞き始めたキッカケは知り合いからお勧めされたから。それと歴史から学べることってたくさんあるなと以前から思っていたから。
大河ドラマを観ながら、自分の生活に置き換えて学びを探す癖があるんです。そうしていくと気が付きます。昔も今も人の悩みや人が考えることって似ている。
きっかけはそこです。歴史を知っておくと今に役立つという考え。何かで学びたいなぁと思っていたところでした。そこで紹介されたのがコテンラジオ。とにかく分かりやすい、とにかく面白いから聞いてみると良いと。
僕がその知り合いに勧められたのは「第一次世界大戦」のシリーズ。教科書でその戦争の存在は知っていたが、なぜ戦争になったのか?というのは実は良く分かってませんでした。そこで聞いてみましたら、理解できたんです。戦争って起きて欲しくないですよね。でも起きてしまうのはなぜかという分析。歴史書で「戦争に向かって突き進んでしまった」みたいな記述がありますが、なんで突き進んでしまったんだろう、、というのは不思議だったりします。教科書に書いてあるのは多くの場合、戦争が起こったキッカケです。どうしてそんなキッカケで戦争になってしまったのか、というのは深ぼらないと行けない。
コテンラジオではそのあたりの深掘り、分析をしてくれてて、それを分かりやすいトークで教えてくれます。トークがとにかく分かりやすいです。
そんなコテンラジオで色々な過去シリーズを聞いてみました。「お金の歴史」、そして「資本主義」。
資本主義の回でパーソナリティの深井龍之介さんが言っていたことがとても印象に残りました。「資本主義ができるまでは鬱病はなかったらしい」という言葉です。
断定は出来ないのですが、どうやら無かったらしいと。鬱病という概念がまだ存在してなかったのかもしれませんが、それでも鬱病的な症状が無かったらしい、ということでしょう。なぜなかったかというと、生き方が自由に選べなかったから、ということのようです。身分は決まっており、職業も決まっていた、やることも決まっていた。そうすると鬱病という症状は生まれようがなかった、と。
完全に0では無かったと思いますが、現代のように身近な病気ではなかったんでしょう。
詳しくはコテンラジオの「資本主義」のシリーズを聞いてみて欲しいんですが、なかなか面白いのです。鬱病への言及があるのは#77です。
自由に職業が選べるようになって、売上と利益を追求する世の中になって、人々の生活の質は上がったけれど鬱病という病気も出てきた、みたいなお話しです。鬱病という病気の原因というのがなんとなく分かってくるわけです。縛りの功罪、自由の功罪、みたいな話です。
みんなで何かやるのは安心する、という分析にもなります。運動会で団体芸やったり、行進したり、スポーツの試合を見たり、映画館で映画見たり。「みんなで○○をする」というのは凄く安心感があります。
やることが決まっていてそれを実行すれば社会に参加できる、というのも安心感があります。あなたは○○をしてください。と指定される。これは実はとても安心感があります。明日から自由になんでもやって良いよ、と言われると嬉しい気もするけど、不安もあります。何が正解か分からないからです。それが不安を生むこともあります。自由は不安と隣り合わせということです。
・・・ということも、歴史を学ぶ中で考えるようになります。
大人になってからの勉強って色々な形があります。学問や技術を学ぶことを勉強というわけです。コテンラジオを聞いて、そして考える。これも勉強かなと思います。
コテンラジオは色々な方法で聞くことが出来ます。
コテンラジオのWEBサイトで聞く。ポッドキャストで聞く。YouTubeで聞く。YouTubeだとシリーズで聞けるので過去回は聞きやすい気がします。
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