5分ブログです。
問題が発生すると言いますが、問題というのはいつ発生するか。例えばAさんとBさんの2名が居る場合、二人で何か乗り越えるべき事象が発生した時にAさんBさん両名が問題だと認識していなかったらそれは問題にはなってない。
認識していない時、それは問題ではないのです。
双方のどちらかが「それは問題だ」と言い出した時、事象は初めて問題になります。問題化させる、というわけです。
事象はスムーズに解決した方が良い場合が多い。事象を問題化する場合には、穏やかに問題化させる方が良いことが多いかもしれない。
想像してみると分かりやすいと思うのですが、「それは問題だ!!」と激高しながら事象を問題化する場合と、「それは問題だなぁ」と落ち着きながら事象を問題化する場合と。
急を要する場合は激高することも必要な場合もあります。そうするとスピード感は出ますが、焦ることになるので解決の精度は下がりがちな気がします。穏やかに問題化させるとじっくりと取り組むことができ、結果的に精度は良くなるかなと思います。
時と場合によりますが。
事象の解決のために問題化させるわけですが、問題化させずに解決させるというテクニックもあります。問題化すると緊張度合いが高まり、心理的プレッシャーがかかります。心理的プレッシャーが良い結果を招く場合と、ただのストレスになるだけの場合とあります。後者の場合は事象は解決されにくく、ただただストレスだけが場に残るということに。
そうなりそうな場合は問題化させないまま解決するようにした方が良い。
AさんBさんが居るとして。仮にAさんが上司、Bさんが部下と設定します。Aさんが事象を解決する必要があることに気が付いており、Bさんに行動してもらうべきとき。Bさんに対して「それは問題だ」とAさんが提言して問題化させるよりも、Bさんが「これは解決すべき事象なんだな。なんとかしよう・・・!」と自主的に気付いて理解する方向に導く。これが問題化せずに事象を解決させる方法の1つかしらと思います。
ただ、これの欠点は時間がかかることです。
問題化させた方が良い事象と、させない方が良い事象とがあるはずなので、それを見極めるようにしたいと思う次第です。
斎藤 滋 プロフィール
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