5分ブログです。
WBCが盛り上がってます。
昨日の準決勝はとある場所でとある会議をしていたのですが、試合経過が気になる面々。日本が負けている状態で会議がスタート。淡々と会議は進む。しかし途中で日本が逆転勝利したという報告が。一気に華やぐ会議のムード。
休憩時間もWBCの話題。プロの選手には華があるね、MVPは誰々だよね、みたいな会話で盛り上がる。
夕食の時もWBCの話題。明日の先発は、、アメリカは、、などなど。
帰宅してみたら妻もWBCの話題。野球のルールを知らない妻も楽しんでいる。昨日の大谷選手の二塁打後の咆吼を見て、大谷君は盛り上げるのが上手いと賞賛し(妻は大谷選手のことを親しみを込めて大谷君と呼んでます)、周東選手のどれくらい俊足なのか知りたいとか。
誰に会ってもWBC。SNSもWBC。TVもWBC。生活してて目にするモノ、耳にするモノの全てがWBCの話題に包まれています。
楽しいなぁ楽しいなぁと思いながら過ごしています。
なんで楽しいのかなぁと考えるのです。
日本が勝ち進んでいるから、というのはもちろん、ある。
僕はこういうときバタフライエフェクト的に考えるのが好きなので、そう考えてみる。
・日本が勝ち進む
・あらゆるメディアが報道する
・ポジティブな情報として拡散される
・ポジティブな情報は日常会話の話題にしやすい
・とても強い共通言語となる
・この数日はいつ誰に話してもスベらない、外さない最強の話題である
・相手がWBCのことを知らないという可能性がとても低い、だから安心して話題にできる
・安心感があるので会話の口火を切りやすい
・みんなで安心して話題にできるので一体感が生まれる
ポジティブで最強な共通話題となると、楽しいのだ。
強い共通話題化はネガティブなニュースでもありえるのですが、ネガティブだと口にする気分にならない。当然ネガティブなので楽しくはない。
ポジティブで強い共通話題化したニュースは口にしたくなる。
楽しい気持ちになるのは、一体感ゆえだと思うのです。みんなで1つのことを安心して語れる一体感。文化祭の準備でクラスメイト味わう一体感や、コンサートの会場の一体感とかも同じ楽しさ。
ネットの発達で趣味が細分化されている現代は、この規模の一体感は、以前よりも貴重になっていると思います。昭和時代は紅白歌合戦や、オレたちひょうきん族、8時だヨ!全員集合が強い共通話題だったりした。今はそういうコンテンツは少ない。
ゆえに一体感に恋い焦がれている気がします。だから時々現れる強い共通話題に価値が生まれる。
エンターテインメントの仕事の本質もたぶん「一体感」を生み出すことだと思っています。基本の基本は文化祭の準備的なことだと思っています。なんで文化祭の準備って楽しかったんだっけ。と時々立ち返ってみると良いと思うのです。
斎藤 滋 プロフィール
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“WBCが楽しい理由” への1件のコメント
斎藤さん、おはようございます。
昨日は祝日ということもあり、午前中の試合でしたが大盛り上がりでしたね!
僕も仕事でしたが、休憩に入った時にはすでに結果について談義されており試合を見ていなくてもネタバレをくらった気分でした。
ここまで勝ち上がっているということももちろんですが、メジャーで活躍しているメンバーが日本代表として戻ってきているというプレミア感。
普段知らなかったヌートバー選手が持ち込んだ「ミルパフォーマンス」。
応援のためにペッパーミル需要がすごく高まっているという報道も観ました。いつかのブブゼラを思い出しました。
スポーツに明るくない人もワールドカップやWBCだけは観戦し、話題にする。
学校や職場でこれほど共通の話題になることも多くはないですし、ネタとしても天気と同様に外さないというのがまたいいんだと思います。まさにエンタテインメントですね!
勝ったチームだけが優勝という栄誉をもらえるシンプルなルールも熱くさせるのかもしれません。今日も僕は仕事でリアルタイム観戦はできませんが、気持ちで応援する在宅オタクの気持ちをここで発揮したいと思います。