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思い出すのは野外コンサートと雷雨

投稿者:斎藤滋
投稿日時:2023年6月3日

5分ブログです。

 

台風や雪などの自然災害があるとイベントは対応を求められます。思えば僕も何度も自然災害でのイベント中止・延期を経験してきました。

 

大雪で交通機関が麻痺したこと。

台風で新幹線が動かなくなったこと。

雷を伴うゲリラ豪雨のため野外イベントを途中でストップしたこと。

 
 

現地は晴れていてもそこに向かうための移動手段が無くなってしまい、スタッフや出演者がたどり着けないこともあります。

 

北海道でイベントの時は雪に阻まれることもありました。東京から飛行機で向かい、新千歳空港の上空までたどり着くも、大雪のため着陸が出来ず羽田空港に戻ったこともありました。

 

昼の部は開催できたけど、嵐が強くなったので午後の部を中止にしたこともありました。

 
 

自分の歴史で一番大変だったのはこれです。

 

地方での野外コンサートを開催中のこと。突如の雷を伴うゲリラ豪雨がやってきました。雷がバンバン鳴ってます。光ってからドンという音が鳴るまでの時間が短いほど近くに雷が落ちているわけですが、その時は光と音がほぼ同時というレベルでした。連発しておりました。

 

お客様に何かあってはならないので、コンサートは途中で中断。数千人のお客様にアナウンスし、場を解散としました。それはそれでとても大変だったのですが、その後さらに大変なことが起こります。

 

ゲリラ豪雨ゆえか、しばらくすると雨がやみました。どうやらもう降らない様子。気象の専門家に帯同してもらっていたのです。Yahoo!雨雲レーダーのもっと凄いVerみたいなソフトを使って分析してもらっていました。雨がもう降らない。それならば、、ということで、ステージを再開することになりました。

 

フェスだったので出演者は多数。東京への帰り支度をしていた出演者の皆さんに再開する旨を伝える。メイクを落としてしまった方もいる。東京に戻る前提でスケジュールを組み直したマネージャーさんもいる。楽屋は大混乱でした。

 

ステージ上はというと、再開するものの、終わる時間は決まっているので曲数を減らさないといけない。単独ライブならいざしらず、フェスですから、全アーティストの曲数をちょっとずつ減らすことになる。1組1組に対して、この曲を減らしたらどうか、この演出をカットしたらどうかという提案と相談を大急ぎでやる。再開しながらステージ裏ではその相談を平行しておこなっていました。

 

お客様へのアナウンス。出演者に説明をし理解をいただく。時間内に終わるようにステージのプログラムを組み直す。それに伴うもろもろの対応。物販ブース、交通機関、宿、etc…

 

この時のことが一番記憶に残っています。気持ちも肉体も極限状態でありました。

 
 

記憶に残る仕事というのは、何かこういうイレギュラーなことがあった時のことが多いですね。今でもありありと思い出せるものです。

 

 

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