一回目からだいぶ合間が空いてしまいまして申し訳ありません。
一回目でメンタルメンタル、と社長に「マジかと思われるのではないか」と心配されるくらい連呼したのでもしかしてふかわメンタルやられてフェイドアウトしたのでは…!とうっすら思われた方もいらしたかもしれませんが、まだまだ無事でございます。
※ちなみに、仕事とは別のコミュニティや集中する事があるとかなりメンタルヘルスをクリーンに保つことができるのでおすすめです。私の場合は各所のクラフトビアバーで酔っ払うことと、英語の勉強です。
さて入社して3ヶ月がすぎ、4ヶ月目に入ろうとしています。
前回のブログ更新時から実にいろいろなお仕事に携わらせていただきました。
プロデューサーとはなんぞや、というお話の続きはまた次回、、、と思わせぶりなことを書きましたが一旦そこは置いておきまして(実はネタがないということではありません…)、その中のお仕事の話を少し。
劇伴レコーディングの参加(見学)、オーケストラコンサートの参加(主に見学)、試写会、インタビュー立ち会い、等色々初めての体験がありますがその中でも印象的なものは、「オープニング・エンドクレジット」の確認作業です。
そう、アニメや映画のオープニングやエンドロールでスタッフの皆さんのお名前が流れるあれです。
素人からすると、あそこに名前がでる…というのは結構な一大事です。
知り合いにテレビの音声スタッフをやっていらっしゃるベテランさんがいます。普段はお酒飲んでるところしかお見かけせず、普段からちょいちょい、**さん(女優さん、タレントさん)にマイクつけてるときに話ししてさーなど業界ぽいお話聞く事もあってもふーん、、、という感じなのですが、たまにドラマなどでクレジットに名前が出てくるのを見ると急にリスペクトの念がわきます。なんとなく、「一般人ではないな…!」という意識になります。
それが映画のエンドロールともなるともはや別世界の人、です。大体は知り合いの名前が流れてきたら、鼻息荒く人に報告しますよね、きっと。
さてそのエンドロール、どのような形で作成されているでしょうか。
実はエクセルシートでやってきます。
作成、というか、どなたのお名前入れますか、これで良いですか、追加があれば入れて下さい、というテキスト確認のパートではありますが。
そしてもしかしたら色々なやり方があるのかもしれないのですが、私が最近携わらせていただいたお仕事では皆エクセルで確認が回ってきました。
これは人に言うと結構びっくりされます。私もちょっと驚きました。
まあ、よく考えたらテキスト流し込むのでエクセルでも別におかしくはないのですが、結構、特殊で特別なもの!と思っているエンドロールと、一般的に誰もが使ってるエクセルとイメージがかけ離れているせいかもしれません。なんかもっと違うツールがあるというイメージ。
更には入れ込むスタッフのお名前ですが、各所に追加があったら入れてください、という依頼もきます。
メインの制作スタッフはもちろんではありますが、この方尽力してくださったからぜひ入れてあげて、ということで追加する場合もあります。ここも、ちょっとした驚きでした。お名前入れるスタッフさんは予め決まっていて、回ってきたときにすることは抜け漏れ、誤字脱字の確認なのかと思っていたので。(そんなにフレキシブルに入れられるものなのですね…。)
そんなエンドクレジットやエンドロールの確認作業をやっていてわかったことは
エンドロール、クレジットは制作スタッフの汗と涙の結晶なのだ
ということでした。
今までは、
あそこに名前が出てくる=業界の人
というかなり軽薄な位置づけが私の中にありましたが(すみません)、そんな浅いことではないんだなあ、と。
制作には数多くの人が参加し、作品が一つ完成するまでにはそれはもうたくさんの紆余曲折があります。大変なんだろうなーというイメージはあると思いますが、参加している人数、みなさんそれぞれの努力、費やした時間、削られたメンタル、それらを肌で感じると本当に凄まじいエネルギー量です。
今までの間に、弊社が関わったTV作品のOP・ED、または映画のエンドロールをみる機会もありました。
もちろん、そこには弊社の人間の名前もあります。
知っている人の名前が出てくるのはどちらにせよ気持ちが昂りますが、少し携わらせていただいた今ではまた少し違った昂り方です。感動に近いかもしれないですね。
みなさんがんばった…!!(´;ω;`)ウッという。じんわり、熱いものが広がる感じ。元からエンドロールは終わるまで見ている派ですが、余計にきちんと見届けよう、という気持ちになりました。
―とはいえ、まだ業界に入って日の浅い私にはエンドロールはお仕事で関わらせていただく方の貴重なリスト、でもありますのでめちゃめちゃ本編見て入り込んで号泣していてもエンドロール入った途端に急に涙が引っ込みガン見モードとなる、そんな瞬間でもあります。(ので、今公開している劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンはエンドロールも邪念なく泣けるように二回行きました。)
閑話休題。
この秋から映画やテレビアニメで弊社の名前が出る機会があるかと思います。
ぜひ、本編終わった後にも、クレジットでこの人達が魂込めて作り上げたんだなあ、という気持ちを片隅に置いて見ていただけたら嬉しいです^_^
ふ