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企画の種は隙間時間会話に

投稿者:斎藤滋
投稿日時:2022年1月22日

5分ブログです。

 

昨日、一昨日とレコーディングがありました。とあるホールを借り切って楽器を録音するものでした。響き、残響、そういうものを追求した結果、スタジオ録音よりもホール録音が良いとなりました。そのホールは広くなく、300席くらいの箱です。楽器を録音するには楽器の良さ、演奏者の腕、エンジニアの腕など色々な要素が必要です。それに加えて、その場所の鳴り(響きや残響や奥行き)というのもとても大事なのです。その辺りの話は5分ブログだと書ききれないのでまたいずれ。

 
 

さてそういうわけで現場にはスタッフやクリエイターが集まって作業をしました。録音の合間に会話もします。1つ1つは何気ない会話の様に見えて、その実、とても大事なことを話し合っているなぁと終わった後に思いました。その企画の今後の展開はこうしようと思うんですよね、だからその時は力を貸してうくださいね、というような話。そして、スケジュール○○な感じで考えてるんですよね、というような話。雑談チックに会話が進むのですが、中身はガチ打合せに匹敵するくらいの情報量です。ガチ打ちだと逆にこういうスムーズさで企画や進捗を話し合うことは出来ないだろうと思えます。ガチ打ちは構えてしまうからですね。

 

タバコ会議みたいな言い方がありますが、つまり肩肘張らずに話し合うことがとても重要ですよね、という話かと思います。

 

何かを生み出すための話はこういう現場での隙間時間に話すことから始まることが多いのです。

 

現場に立ち会う事というのは、こういう「隙間時間での実は重要会話」をするという事に立ち会う、という意味でもあり、それはとても大切な要素なのだと改めて実感する次第でした。

 

冬晴れ

 

斎藤 滋 プロフィール
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