5分ブログです。
ファイナルファンタジーのピクセルリマスター。ファミコン〜スーパーファミコンで発売されたFF1〜6を新たに作り直したもの。今までも何度もリメイクされていますが、2Dのままでのリメイクです。ドットはドットのままで作り直し、音楽も作り直し。当時楽しんでいたファンの方の想い出をそのまま活かすようなリメイクというのが特徴です。
グラフィックも素晴らしいのですが、僕は音楽に感激しているのです。
ファミコン・スーパーファミコン時代の音楽は凄く記憶に刻まれています。音の数、音色の種類が制限されていた時代に工夫を凝らして鳴らしていた音だったので、表現の幅が広がることで豪華になるわけです。今回もそうなんですが、原曲で印象的だった部分はしっかり残しながらのアレンジになっているのです。これは嬉しい。
カバー曲、リメイク曲というのは世に色々あります。原曲からガラッと変えたものもあれば、原曲の良さを忠実に活かしたもの。個人的には後者が圧倒的に好きです。仕事でカバーやリメイクの制作を担当する時も、後者の選択肢を選ぶことが多いです。
懐かし商売というのは今後ますます大事になっていくんだろうと思います。アニメ、ゲームを子どもの頃から遊んでいた世代が50台、60台になってきたわけです。今まではその世代はアニメ・ゲームとは遠い世代だった。
すでに懐かしのアニメがリメイクされるという現象はたくさん出てきていますが、今後はますます需要は高まるはず。
メディアに掲載されるのは基本的に新しい作品です。けれど過去作品で回っている経済圏ってのはあって、それは実はとても数字が読めて、結果も出やすいのです。
カセットテープ全盛のころ、高速道路のサービスエリアで懐かしの演歌集がカセットテープで売られていました。メディアで「今度○○のカセットテープ集が出ます!」ということは載らないのですが、地道ながらも確実に収益を作るジャンルだったのです。新譜を追いかけているとその経済圏には気が付かないわけです。
懐かし経済圏でしっかり着実に利益を出しながら、新作に投資もするというバランスは重要だなと思うのです。
アニメやゲームにおける「懐かし経済圏」は今後ますます重要になるなぁと思いながら、FFピクセルリマスターのサントラを聴くのでありました。
(追伸)
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