どうもハートカンパニー所属クリエイターの大和です。
以前にもブログに書きましたが私、大和は一度ハマるととことんハマる性格でして
最近ペペロンチーノ風うどんを作って食べたらやたら美味しくてハマってしまい、毎日そればかり食べています。
おかげで手がニンニク臭いですハイ。細めのうどんを使うのがコツです。
さて、新型コロナウイルスによる感染拡大防止の為の自粛ムードな昨今ですが、皆さまいつもと違った日常をお過ごしの方が多いかと思います。
なんだか暗くて不安な毎日だと思いますが、僕は逆に、外出を控えなくてはならない今だからこそ、家でしか出来ないことをやろう!と思いつきました。
しかし、僕もともと仕事も趣味も家でやることばっかりなので、あんまり変わりませんでした・・・
相変わらず自宅に引き籠って作曲ギターです。
スタジオに行けなかったり、居酒屋に飲みに行ったり出来ないのが寂しいですが。
そういえば最近、オンライン飲み会というワードをSNSで見かけます。
僕もよくやってます。自粛とかになるよりもっとずっと前からですけど・・・。
巷ではZoomが多いみたいですが私のおすすめはDiscordです。
一番気軽に通話、参加、退出できると思います。
さて、本日はちょっとマニアックな話題でも書こうかと思います。
ずばり「スタジオ生収録した楽器と、自宅で打ち込みした楽器について。」
皆さんが普段CDやストリーミングで聴いている音楽の中の「楽器の音」には、
①スタジオでミュージシャンが演奏したものをマイクで録音したもの
②パソコンでマウスポチポチ(いわゆる「打ち込み」)して作ったもの。
この2種類に分けられます。
ほんの少し前まで、打ち込みの音というのはそれはそれはショボイものでした。しかし最近は技術の発達により、生収録したものとほとんど遜色ないものが、自宅で簡単に出来てしまうのです。
特に打ち込みの音で多いのは、ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器、ドラムなどの打楽器、オーケストラ系などでしょうか。僕もよく使っていますが、このへんの打ち込みの音源は本当にリアルです。
ギターやベースなどの弦楽器、ブラスなどの吹奏楽器とかは、まだ少し打ち込みではリアルに再現するのは難しいようです。
話を聞いた感じなんとなく、「パソコンでポチポチして作った音」と、「スタジオでプロが演奏したもの」だと、後者のほうが良いと思われるかと思います。
もちろん、スタジオで収録したほうが良い結果に繋がることもたくさんあります。
ですが僕は、楽器をスタジオで生で録音することが、すべての楽曲における正解であるとは思っていません。
生でスタジオで録った楽器の音、自宅で打ち込みした楽器の音、どちらにもメリットがあります。
■大和が思う 生でスタジオで録るメリット
・生収録でしか録ることが出来ないリアルな音、オリジナリティのある音
これは現物の楽器にマイクを立てて収録しているわけなので当然なのですが、リアルな音で、その曲のその時の完全なるオリジナルな音を創り出すことが出来ます。
打ち込みの音源は普通に売ってるものなので、それを買っちゃえば誰でも再現出来るという点で、オリジナリティは薄れてしまいます。
・人間が演奏することでしか出せないニュアンス
僕的には生で録ることによる最大のメリットがこれです。
人間が演奏するので、演奏に少しズレがあったりとか、ノイズが乗ったりとかします。しかしそれが、勢いがあるだとか、逆にしっくりくるとか、そういう「偶然の産物」が楽曲に良い影響をもたらすというロマン。これは、打ち込みでは出来ないことです。
■大和が思う 打ち込み楽器のメリット
・機械でしか出来ない正確無比な演奏
どれだけ楽器が上手くても、演奏中ひとつもズレなくというのはかなり至難の業です。そういう演奏が求められる楽曲の場合、かなり強いメリットになります。
また、人間には演奏不可能なフレーズも打ち込みであれば可能になります。
・後から音やフレーズを変更できる
僕が思う打ち込み最大のメリットがこれです。
スタジオで1回録ると基本やり直しがききません。この曲のこの部分、改めて聞くとビミョーだったな・・みたいなとき、打ち込みだったらマウスポチポチですぐ直せます。音に関しても、ドラムキットを変更する、ピアノの個体を変える、オーケストラの編成を変えるなど、現実だととんでもない時間がかかるセットチェンジもワンクリックで変えられます。
このフレキシブルさが、サウンドの底上げや、編曲時のクリエイティビティに大きく影響してきます。
どちらも捨てがたいメリットですよね。
何度も言いますが打ち込みの音源はほんの10年ぐらい前まではめっちゃショボかったです。
でも今や何なら生で録るより良い場合すらある。
まあ、いい音源はそれなりにお値段もするんですが、数年前には無かった選択肢が出来たというのは、技術の発展に感謝ですね。
先日、緊急事態宣言のためスタジオに人を集めるのが出来なかったので、スタジオと自宅をオンラインでつないで、スタジオに行かずリアルタイムでミックスチェックをするということがありました。
これも技術の発展に感謝でしたね。
5Gとかが普及すればもっと新しい技術が出てくるんだろうなぁ~
楽曲制作の幅が広がるものなら何でも大歓迎です。
今回はこのへんで。