島みやえい子です。
札幌はすっかり秋です。
みなさんの住んでいる町にも
秋の足音が聞こえていませんか?
北海道はですね、「突然季節が変わる」んです。
特に秋から冬に変わるのはあっという間で、
今日はすがすがしいお天気だなぁ~なんて油断していると
翌朝、目覚めると白銀の世界、なんてザラです。
「今日から冬だ!受け入れろ!」
という感じに突然で、人間どもは従うしかありません。
さすがに神様も
それはいきなりすぎて可哀そうだと思ったんじゃないでしょうか。
とても不思議な冬の使者を、
雪の降る1~2週間前に連れて来るんです。
とても小さく、白い綿毛で覆われた「雪虫」です。
雪虫が現れると、必ず1~2週間後に雪が降ります。
不思議でしょう?ロマンティックですよね。
でもね、
少し郊外に住んでるとね
大量の雪虫が口の中やら目の中に飛び込んで来て、わや(北海道弁)ですよ。
手のひらの上に乗せると、すぐ死にます。
本当にお前たち、そんな人生でいいのかい?
冬を告げるだけの命でいいのかい?
なんて思うほど儚い生き物「雪虫」。
そして札幌のみなさんに悲報をひとつお伝えしなければなりません。
昨日、雪虫が飛んでいました・・・
再来週には初雪が降るでしょう。
暑い国から来た観光客がとてもうれしそうに雪と戯れるのを
じろりと横目で見て通り過ぎる日々も
もうすぐそこです。
Eiko Shimamiya